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6.品質管理チェック項目


<メーカーは品質管理を徹底>

JASマークのついた製品を作る即席めんの工場は、一定の資格を
もった品質管理担当者を2名以上おいて、品質管理についての基準を
設定し、管理を徹底しています。
さらに、製造部門および営業部門から実質的に独立した権限を有する
格付部門を設け、格付責任者を置き適正な格付検査を実施しています。


①原材料および材料の品質<検査項目の例>
◆小麦粉・・・水分、官能的品位
◆そば粉・・・水分、官能的品位
◆油脂・・・酸価、官能的品位
◆添付調味料・・・水分、塩分、官能的品位、細菌検査(一般生菌数、大腸菌群)
◆添付油脂・・・酸価、官能的品位
◆かやく・・・水分、細菌検査(一般生菌数、大腸菌)、官能的品位

②原材料・・・配合割合

③混合・練込み・・・時間、状態、温度

④製めん・・・めんの厚み、製めん後の状態

⑤蒸熱・・・温度、蒸気圧、時間、蒸熱後のめん重量、及び形態

⑥味付け(練込みを除く)・・・時間、調味液の状態、味付け後の状態

⑦油処理・・・温度、時間、油量、油処理後の状態、酸価

⑧乾燥処理・・・温度、時間、乾燥後の状態

⑨冷却・・・時間、温度、冷却後の状態

⑩容器または包装・・・状態

⑪製品の品質
◆総合・・・一般状態、食味、内容量、異物の有無、容器または包装の状態
◆めん・・・水分、油処理めんの抽出油の酸価、よう素呈色度
◆調味料・・・水分、塩分、内容量、官能的品位
◆かやく・・・水分、官能的品位

⑫保存試験・・・めん、添付調味料、かやくについての理化学試験
(油の変質の度合い、色調、水分、pHなど )官能試験等


製品の検査記録は、少なくとも1年以上保存することになっています。
また、この結果についての検討は定期的に行われ、製品の品質水準の
維持に万全を期すように努力しています。