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1.インスタントラーメンの定義


昭和33年、当初販売されたチキンラーメンは、インスタントラーメンまたは
即席ラーメンとも呼ばれていました。その後、即席和風めんや即席欧風めんも
登場しましたが、即席めんの中では中華めんの割合が非常に多いことや、
長い間、なれ親しんできたことから、今でも即席めん全体をインスタントラーメンの
愛称で呼んでいます。
 本書では、このような経緯を踏まえて「即席めん」という呼び名のほかに、
即席めんを総称する呼び名として「インスタントラーメン」も併用しています。


即席めんの定義(JAS規格による)

 即席めんとは、主原料に小麦粉のみを用いたもの(中華めん、うどん)と
小麦粉とそば粉を混合したもの(そば)の2種類が有り、この主原料に水、
食塩、かんすい(中華めんの場合)、その他(でん粉等)の副原料を加えて製めんします。
このめんに味付けをするか、または、調味料を添付し、簡単に食べることが
出来るようにした製品を即席めんといいます。
 特に即席めんの中で、蒸し又はゆで、有機酸溶液中で処理し、過熱殺菌したものを
「生タイプ即席めん」といいます。




添加調味料(スープ)・かやくの定義(JAS規格による)

添加調味料・かやくは、次のように定義されています。



添加調味料・・・直接又は希釈して、めんのつけ汁、かけ汁等として液状又は
                      ペースト状で使用されるもの(香辛料等の微細な固形物を含む)

かやく・・ ねぎ、メンマ等の野菜加工品、もち等の穀類加工品、油揚げ等の
       豆類の調整品、チャーシュー等の畜産加工食品、わかめ、つみれ等の
       水産加工食品、てんぷら等のめん及び添付調味料以外のもの。



JAS規格とは


JAS制度は、「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(通称JAS法)」に
基づき品質基準に合格した製品にJASマークの添付を認める「JAS規格制度」と、
農林水産大臣が制定した品質に関する適正な表示を義務づける「品質表示基準制度」
からなっています。
JASは、「Japanese Agricultural Standard」の略称です。





※JAS規格は定期的な見直しをすることになっており、一部内容が変更と
なることがあります。