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1.インスタントラーメンの賞味期限


賞味期限は科学的根拠に基づいて設定

 賞味期限は、原材料から最終製品に至るまでの製造工程、衛生・
品質管理などに関する情報を、すべて把握している食品メーカーが
設定することになっています。
 期限を設定する場合には、食品の特性に応じてそれぞれの保存条件を
定め、化学的検査として、例えば、微生物試験(生菌数、大腸菌数、かびなど)、
理化学試験(油脂の酸価、pH、栄養成分の損失など)、官能検査(色沢、
香味、形状など)等の中から各食品メーカーが必要な検査を行い、試験結果
から品質特性が十分に保持されている期限を求めます。
この期限は、いわば可食期限ですから、これに一定の安全率を乗じて、
賞味期限を設定します。




即席めんの賞味期限は”おいしさ”期限


 JAS法は、インスタントラーメンに対して「賞味期限」の表示を
義務づけています。
 その賞味期限はとは、定められた方法により保存した場合に品質の
保持が十分に可能であると認められる期限として、メーカーが示すものと
されています。
 表示すべき賞味期限の設定は、保存試験等の結果を基に判断し
定めています。