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2.袋めんの包装材



「袋めん」の包装材

 現在、「袋めん」に使用されている包装材には、次のようなものがあります。
これらは、お互いの長所を生かし合うように、ラミネート加工などを施して
使用されています。


①延伸ポリプロピレン・・・強度、防湿性、耐熱性に優れているため、最も
よく使用されています。

②無延伸ポリプロピレン・・・延伸ポリプロピレンに比べて包材のこしが強く、
シワになりにくく、外観もよい資材です。

③ポリエステル・・・印刷適正や香気保持、移り香防止、耐水性に優れ、
こしがある包材。耐熱性があり自動包装に適しており、食品包装に広く
使われています。




別添物の包装材

 インスタントラーメンの別添物には、粉末スープ、液体スープ(ペースト状のもの、
調味油を含む)などがあり、それぞれの内容物にあった包装がなされています。
これらの主な包装材は以下のようなものです。

①粉末スープ用の包装材
 アルミニウムを構成基材として、ポリエステル、ポリエチレンなどをラミネートした
多層フィルムが多く使用されています。また、粉末スープの包装材は、吸湿を
避けるよう作られています。

②液体スープ用の包装材
 ソース、しょうゆ、調味油、ペースト状スープなどの包装材としては、ポリエステル、
ポリエチレン、ナイロンなどで構成されている強度の高い多層のものが多く
使用されています。
 なお、液体スープの包装材は、液漏れ防止に十分配慮しています。